今も僕らにつきまとういくつかの問題。

 最近見た映画なんかをつらつらと紹介。
 
 ハイ・フィデリティ 特別版 [DVD]
・『ハイ・フィデリティ』
 音楽オタク・中古レコード屋オーナーの30代男のお話。同棲していた彼女が突然出て行くことになってしまい、その原因を探るべく自分の恋愛遍歴の女性に自分のどこがダメなのかを聞いて自分自身を見つめなおしていくというストーリー。…なんか他人事じゃない設定にものすごく胸が痛かったデス、ハイ。音楽ネタが随所に出てくるところが音楽好きとしては楽しい。『僕はみじめな男だから音楽を聴いていたのだろうか、それとも音楽を聴いていたからみじめになったのだろうか』というセリフにズキッとくる。いろいろと考えさせられてしまった。『スクール・オブ・ロック』にも出ていたジャック・ブラックが出ていたが、ここでも大してキャラ変わってないのが笑った。音楽オタクな方で一人身の男性は是非。マーヴィン・ゲイ聴こう。
 
 ニコラス・ケイジのウェザーマン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
・『ウェザーマン』
 ニコラス・ケイジ扮するお天気キャスターのデイヴィットが夫婦間の問題、息子・娘の問題、父親の病気などに苦悩し、うまくいかない人生の中で新たな希望を見つけようとするお話。夫であり、父親であり、そして人の子である一人の男の何一つうまくいかない人生。人生はクソくらえだ、でもひとつでも何か輝けるものがあればそれはそれで幸せなんだろう。ニコラス・ケイジはこういう役が似合うなぁ。父親との最後の会話シーンで泣いてしまった。僕の父親は高校の時に亡くなってしまったんですが、最後に二人っきりでまともに話した深夜のファミレスでの会話を少し思い出した。自分の父親もこういうことが言いたかったのかなぁ、とか思った。歳を重ねるごとに可能性は削られていく、その削り落とされて残ったものが自分という一個体。昔の自分が思い描いていた人生とは違うけど、こういう人生もありなのかなと。人生はラクじゃない。『LIKE A ROCK』聴こう。
 
 
 あとこの前深夜にやってた『ロックンロール・ハイスクール』がおもろかったなぁ。超B級映画ラモーンズ聴こう。