2007/01/20 FACTORY LIVE@東京メディアシティ

 物凄く楽しい素敵な夜でした。今回はなんとなく音楽の楽しさが伝わってくるライブだったように思います。踊れて、熱くて、楽しくて、幸せ。音楽ってやっぱりこうじゃなくちゃなぁ。今回はTMCというフジテレビの中での撮影とは違い、少し段取り悪かったのがちょっと残念でした。スタジオ移動に一時間くらいかかった…立ちっぱなしでかなり疲れた…。
 以下、ネタバレ有りなので放送を楽しみにしている方々はご注意。
 
 
 いつも通りMCはイデダイスケとパ吉村由美フィー。今日は由美フィーのマイクコードが引っかかるトラブルが多かった。今年厄年らしい。気をつけたほうが良いよ?(去年厄年だった自分)
 
 <the ARROWS
 一組目はthe ARROWS。予習バッチリしてきたので楽しめました。ボーカルの坂井さん踊りまくり。なんか郷ひろみさんっぽい。楽しかったけどイマイチ客のノリが悪かったなぁ、アウェイすぎた。でも自分はノリノリでした。曲はJIVE JIVE、ナイトコール、マストピープル、ONE NIGHT STAR、ロックンロールダンシングガールの5曲。
 今回は客席裏で緞帳一枚で仕切られた所でトーク収録していたのでステージチェンジ中はおしゃべり厳禁というちょっと静かな感じで不思議な感じ。裏からイデダイスケと由美フィーのトークや笑い声がチラホラ聞こえてきた。トークも見せてくれればいいのになぁー。
 
 <LOST IN TIME
 続いてはLOST IN TIME。ロストはライブ初めて(live924はロスト名義じゃなかった)。一曲目になんと『約束』をやってくれた。これは自分が初めてロストを聴いた曲だったので生で聴けてかなり感動した。海北さんのギター、NO CASTERカッコいいなぁ。テレキャスの前のモデル。NEUでも言ってたけど一発でコレに決めたっていうくらいすごくいい音。今回は新曲構成だったのですがこれまたカッコいい。『この曲は一生歌い続けていくであろう、そのくらい思いの強い曲です』というMCから『最後の一球』。これ最高だった。これはアルバム買わなきゃ。あとダンサブルなロストには珍しいベース、バスドラの利いた曲も良かった。ベース有江さんと海北さんが間奏で顔あわせて笑いあってたのがすごく印象に残ってる。子供みたいな素敵な笑顔。ホントに楽しいんだろうなぁ。なんかうらやましくなるくらい楽しそうだった。そして最後は『手紙』。うわ、まさかこれが聴けるとは…泣きそうだ。海北さんの今にも泣き出しそうな感情剥き出しの歌声がすごく胸に響いた。3月2日発売のアルバムは必ず買います。
 
 <CORNER>
 続いてはCORNER。どんな感じなのかとドキドキしてたけどほぼアコースティック編成。アコギ2本にキーボード、ウッドベース、ドラムがチョコチョコ入る感じ。曲名は全然覚えてなかったので聴いたことあるっていう曲がチラホラ。『走るナマケモノ』からも2、3曲やったような。というわけで磯部さんのMCが面白かったのでMCをちょっと紹介。
 
 磯部『(曲が終わって)…一応パンクなんですけどね、こんなんでも。(頭を指差して)この辺、前頭葉のあたりがパンクなんで(笑)』
 
 磯部『次の曲は『散るチル満ちる』って曲なんですけど、詩に『ミラーボール回れ』っていうのがあるんですが…(頭上のミラーボールをチラッとみて)そのときに回ったら最高だよね』
 
 そんなMCから曲が始まり、『ミラーボール回れ』の部分に差し掛かって磯部さんが『ミラーボール回れ〜』と歌った瞬間………ミラーボール回らず(笑)客席から失笑が。磯部さんも『アレ?』となって苦笑い気味に歌い続けてました(笑)自分も思わず笑ってしまった。
 
 磯部『(歌い終わって)…回らなかったっけ?コレ?電池切れ?』
 
 この部分はオンエアどうなってるのか気になるところです(笑)全体的にオーガニックな雰囲気とノリですごくメロウな感じが心地よかった。7曲くらいやったでしょうか。なんかふんわりした気分になりました。よかった。
 
 <曽我部恵一BAND
 この頃から終電間に合わない人たちが続々と退場。だってセッティングの時間でもう22時回ってたしねぇ。帰っちゃった人かわいそうだね、もったいなかった。
 そんな人もちょっと減って前のほうに移動しつつ曽我部恵一BAND登場。一曲目は『土曜の夜に』。物凄く楽しそうに演奏するなぁ、みんな。笑顔スマイル。2曲目はなんと『スロウライダー』!まさかサニーデイの曲やってくれるとは!めちゃくちゃ嬉しかった!『浜辺』『魔法』と続き、もうこのグルーヴがめちゃくちゃ気持ち良い。あと『テレフォン・ラブ』が聴けたのが嬉しかった。しかも曲の前に変な子芝居いれたりしておもろかったなぁ。ティーイーエルイーピーエイチオーエヌィーって綴りを言うところで客に歌わせたり、なんかすごく一体感があった。ステージと客席で別れてないというか、音楽を楽しむということですごく同じ位置に立っていた気がした。素敵過ぎる、曽我部恵一BAND。最後は『the stars』でシメ。かと思ったらアンコールで登場してくれたよ!時間的に厳しいけど最後に一曲やってくれた『去年はいろいろな病気が流行りましたが、僕らはこの病気にかかっています』というMCから『LOVE-SICK』!曽我部さんのレゲエナンバー。コレも聴けるとは。ホントに今日は素敵な夜だ。
 
 そして終了したのが23時過ぎ。長く、そして濃い内容でした。いやー楽しかった。これでタダなのが申し訳ないくらい良かった。音楽の楽しさがいっぱい詰まったライブでした。FACTORYはホントにいいバンド揃えてきます。また良いバンド集めてください。