帰り道の寂しさのその訳を教えてよ。

Nanaki2007-06-15

 昨日梅雨入りしたというのに今日は快晴。今日は休みのはずなのに午前中は仕事場に行き雑務。午後は暇なので映画を観ようと観たかった『大日本人』を観に新宿へ。小学生の頃から『ごっつ』『ガキの使い』といったダウンタウンの番組を観て育った自分としては松ちゃんが作った映画というのは見逃せない。感想としてはやっぱり松ちゃんがやりたいことは『映画』ではなく『笑い』なんだなぁというのが正直なところ。ドキュメンタリーっぽく作ったのに最後にそれを止めちゃうのはやっぱり『映画』としては違う。『映画』を作るのであればやっぱりそういうのは一貫して見せたほうが良いし。あくまで『笑い』をメインにした長編コントっていうのがこの作品なのかなぁ。でもCG部分はリアルな分少し『笑い』としてはちょっと萎える。でも実写でやるとホントに『ごっつ』の頃のコントと変わらないしなぁ。『映画』を期待して観に行っちゃうと期待はずれな感じになってしまうし、松本人志の『笑い』の作品としての見方を知らないとあんまり面白くない。そういう意味では良い作品とは言えないのかも。見ていて『トカゲのおっさん』みたいな雰囲気を思い出す。なんとなく哀愁が漂ってて、でも笑えるというか。真面目な現実的な内容の中にある隠された(あるいは隠した)笑いというか。シュールだよね、やっぱり。同じヒーローもので『スパイダーマン』をああいう風に作ったら僕は観るよ(笑)内容としては結構深いテーマだと思ったけど。『映画』ではなくあくまで『笑い』。その一点にだけ集中して観てもらいたい作品なのかな。というかコレをカンヌ国際映画祭で上映したのかと思うとそれだけで爆笑できる。外国の人がコレを見てどういう風に捉えたのか気になる。