MY WAY MY LOVE UK/JAPAN TOUR “TERRY 2007” FINAL ONE MAN SHOW! 〜出産〜@下北沢MOSAiC

Nanaki2007-12-15


 遅くなりましたがワンマン感想。
 
 
 長い長いツアーを経てマイウェイが最終地に選んだ下北沢MOSAiC。何回もこのモザイクでマイウェイ観たけど、この日は未だかつてないくらい素晴らしく綺麗な音を鳴らしていた。いつもは力技的に爆音を掻き鳴らし、皆を圧倒するようなパフォーマンスを見せつけてたけど、この日は違った。いつもより少し音を下げて、いつもより丁寧に、観に来てくれた皆に感謝しながら、今あるマイウェイの全てを聴かせてくれた。だから今回は新曲の披露(PEPSIは最近おなじみなので新曲という感じではないかな)や、サプライズ的な昔の曲を披露などはせず、今までプレイし続けた出来る限りの曲を披露した。この日の全曲は、いままでライヴで聴いたなかでの最高の演奏と言っていいし純粋にマイウェイの曲の良さ・カッコ良さ、演奏・構成などの素晴らしさを再認識できる内容でした。マイウェイ自身もその確認をするような意味合いがあったんじゃないかなーとか。『THE DEVIL SONG』の最後の叫びの所を溜めたり『ovo』のブレイク・ワンツーを溜めたりしたのは観客の声を聴きたかったからなんではないかなーとか深読みしてみたり。みたり。
 
 個々の曲の感想を言えば『C.』の曲としての奥行きの広さを再認識させられたし、『THE RAINBOW SONG』は言わずもがな。ゴリゴリのキラーチューンで言えば『sports』の広江さんのイントロベースが始まった途端ゾクゾクした。村田さんの突き刺すような単音ギターも冴えわたっていたし大脇さんのドラムも地面に響いて伝わってくるほどのドラミングだった。凄すぎる。あと『P.I.E』での間奏(ブレイク?)部分に『super fresh!』を入れてくる所が唯一のサプライズだったかな。違和感なくてびっくり。ちょっとしたメドレーみたいで面白かったなぁ。
 
 このワンマン後マイウェイはすぐさまニューアルバムのレコーディングに入るだろう。そしてまたライヴもたくさんやってくれるだろうし、この先の展開にも期待してしまう。まだまだ計りしれない“何か”をマイウェイは持っている。そんな気がする。いや、そうであると確信する。マイウェイの魅力はきっとそこにある。来年も目が離せない。とにかく来年のアルバムに期待。