MY WAY MY LOVE@新宿LOFT 〜“a HOLY LAND INVADER” Release Party〜

Nanaki2008-04-11

 そんな訳で行ってきましたリリースパーティ!普通に開演に間に合い、つしまみれとIonsも観ました。つしまみれは個人的には好き。『エビハラシンジ』という曲名は多分忘れないだろう。誰だエビハラシンジって!(笑)そして最後の曲『脳みそショートケーキ』はすごかった。ボーカルの方がフロアに降りてきてお客にマイク持たせて歌っててあの一帯は台風の眼のようでまさに嵐がごとく。いいもの見せてもらいました。そしてIons。どんなユニットかと楽しみにしてましたが、ドラムセットに無線機のマイクのようなもの二本と足元エフェクターでノイジーサウンドを生み出し、フリーセッションみたいに演ってました。そのマイクの音がギターみたいな音のノイズで片方は高音ノイズ、もう一方は低音ノイズが出るみたい。途中で前にいたお客さんをステージへ上げてやらせたりしてスゴイ面白い。てか誰でも操作がわかれば出来てしまうのか(笑)リズムに合わせればなんとなく曲っぽくなるみたい。増子さんその間休憩してたり。なんかすごく楽しかった。リズムを楽しむ音楽。ノイジーなFlynig Rhythmsみたいな。凄かった。
 
 そして真打、マイウェイの登場。『MY WAY』出囃子と共に幕が開き、幕が開ききらないうちにあのスピーディなイントロが流れはじめる!『COWBOY KILLERS』!いきなりぶっ飛ばしてくれました。しょっぱなから物凄いキレのある一撃をもらったような感じ。テンションMAX!そして続くは『JUNK-YARD SUPER TRIP』!村田さんの歌も冴えまくり。そして一番今日聴きたかった『BLACK SUN MISERY』!もうコレは圧巻。凄まじい音の渦が徐々に激しさを増して人を飲み込み、最後に爆発するみたいなあの音はもうヤバイ薬キメてるようなカンジ(実際そんなんやったことないけど)。
 そして少し間を空けて大脇さんがヘッドホン装着、『あれ?RAINBOWかな?』と思ったら『FAMILY -theirs the remain-』!!うわーまさかやるとは思ってなかったのでメチャ嬉しい!コレもシーケンサー使ってて大脇さんヘッドホン装着らしい。一気にあの黒い雰囲気からパァァーッと雰囲気が明るくなっていく。メロディがホント綺麗。
 お気づきかもしれないが、ここまでアルバムと同じ曲順で来ている。『もしやアルバム完全再現なのか……!?!?』と思った方おそらく多数(笑)この流れだったら次は『PXXXX』なんだけど………次の曲は『KILL YOUR IDOL』。ちょっとガッカリ(笑)しつつもやっぱりこの曲は凄く好きなので盛り上がりも相当なもんでした。そして次の『All Flower Suck』で一気にフロアがモッシュモッシュ!そして村田さんもテンションメーター振り切ってきたのか物凄い勢いでドラムダイブ!!!!大脇さんもろともぶっ壊してしまいそうなダイブだった。
 そしてテキパキとドラムが組み終わり(最近のドラム組み直しタイムが物凄く早い、スタッフさん素晴らしい!)村田さん『…じゃ、もうちょっとやろう』と言いスティックプレイ!スピーカー前まで上ってノイズノイズ!そして最後はスティック投げてそのスティックがまたしても僕の所へ。すかさずゲット!5本目。もう狙われてるのか何なのか(笑)そして曲はもちろん『ACUPUNCTURE MAN』!!もう何も言うまい、音に身を任せて踊り狂いまくり!そして続く『RAVE ON』も前に聞いた以上に凄くグルーヴィになってた。もちろん新譜で聴きこんで慣れてたのもあるけど、最後の展開あたりではもうカオス。バリヤバイ。
 そしておそらくこの日の最高潮を迎えたのが『PXXXX』!!皆モッシュモッシュで踊りまくり!この曲はもう破壊力、殺傷能力が違う。そして村田さんもフロアへダイブ!少し沈みつつもなんとかステージへ返し、村田さん『This is Fxckin' last song....Come On!!』で最後は何かと思ったら『ovo』!!!!うわーうわー久しぶりのこの曲!!最近はずっと『COWBOY〜』終わりだったので聴きたかった!元祖Fxckin' last songはやっぱりコレだね!ブレイクワンツーもキまって最後はドラムダーーーーーイヴ!で終了!!ホント毎回最高のライブを見せつけられてしまう、圧倒的ステージは何回見ても刺激的だ。アンコールはあるかと思ったけど無し。観客はかなり食い下がってアンコールしたけど今回はお預け。どれだけドSなんだマイウェイ!!(笑)
 
 
 アルバムを聴いて、今回のライブ観て思うことはやはりマイウェイが今日本で一番全く嘘のないロックを鳴らしていると言うことだ。純粋無垢なロックンロール。飾りも偽りもない真実の音。そして揺るがない意思。それこそがロックだと見せつけられた感じだ。ポップだポストロックだオルタナだパンクだメタルだよくわからないジャンル分けなんて必要ないし自分の感じるまま、考えるまま、その意思を貫きとおし、音にする。音楽はそれでいい。それだけで十分だ。でもそれが難しいんだ。でもマイウェイはそれをやってのけて今確実に本当の意味での『ROCK』を鳴らしている。だから僕はこのバンドに惹かれてしまう。音楽だけじゃなく何かを貫き通すことは容易じゃない。意志の弱い自分に吐き気がする。きっとマイウェイは貫く、その揺るぎなき意思ですべてを通す。最高だ、MY WAY MY LOVE
 
 
 さて、これから長いツアーが始まる。この純粋培養200%のロックを観て感じてロックってこういうことなんだッてことを今の日本のロックリスナーに体感してほしいと切に願う。