逃げたい消えたい時もある。

 アパートの隣人がいつのまにかいなくなっていた。それは当たり前のことで、いつかは出ていかなくてはならない。ずっと此所に居るなんてほうが不自然なことだ。またどこからか名前もしらない人が来て、この壁の向こう側でその人の新しい生活が始まり、そしてまたいなくなることだろう。それの繰り返し。僕もそれを繰り返して三回目になり、この部屋にいる。ただ、隣人がいついなくなったのかもわからないくらい、僕はこの部屋に居ないということに気が付いた。
 
 僕の道、生活は仕事がなければ進めなく、進んでも進んでも仕事は終わらなく、終わると道は細くなる。細い道を歩くのも悪くないが、一歩踏み外せばそこは溝で、ハマるとなかなか脱け出せない。進めずそこで道が終わるかもしれない。でも進んでも道に終わりはない。終わらない。そう知っていても進んで行くしかない。ならばもっと良い道を作って進んでいこうと思う。道が一つしかないならもうひとつ道を作っていけばいい。時間はかかる。それでも納得の行く道を作って進みたい。
 
 
 そう、思う。
 
 
 風邪ひくと頭が変な思考になりがちだ。何が言いたいのかよく分からなくなってきた…隣人が引越ししたことをただ書こうとしただけだったような…もう寝ます。