ALL JAPAN UNDERGROUND FESS!!!vol.3@秋葉原Club GOODMAN


act:
 bossston cruizing mania
 tacobonds
 SIKA SIKA(愛知)
 TIALA
 SUPER DUMB
 dИo(ドラムノ)
 十年選手[吉田肇(PANICSMILE)×出利葉信之(ロレッタセコハン)×山本達久(NATSUMEN&more)]
 OPENING:金子、どうして(ウーネリーズ/あなた、どうして)
 エスニックDJ:フカミマドカ
 (順不同)
 
 行って来ました、ボストン&タコボンズ企画『ALL JAPAN UNDERGROUND FESS』!年末に聴いた二組のバンドが一緒にライブやるってんでかなり楽しみにしてましたよ!
着いたら丁度オープニングアクトが始まってた。ステージ横のDJブースでやっていてラップ&ヒップホップ&ダブでなかなかカオスで良かった。そして終わったと同時にステージから音が聞こえたと思ったらパニスマ吉田さんのユニット『十年選手』のライブがスタート!今回は出演者が多いから間髪入れずに始まる構成みたい。下手に吉田さん、真ん中に山本さん、上手に出利葉さんの三人ユニット。ギターとサックスとドラムでほぼインスト&ジャムセッション。噛み合っていないようで噛み合っているそれぞれの音が変拍子を繰り返し、だんだんとグルーヴを生み出していく。繰り返すリフ、リズムが気持ちいい・・・。途中で出利葉さんがサックス二本同時に吹いてた。スゲェ。三曲しかやらなかったけど、ものすごい満足。音源出して欲しい・・・。
 そしてインターバルを置いてtacobonds。初めて見たけどベース女の子だったのか!しかもベースの音がかなりズシッと来る音でステキ。奇数拍子を繰り返し、ついていけなくなるほどの変拍子。だけどキャッチーなギターリフとベース・ドラムのリズムが凄まじいグルーヴを吐き出す。『Sick Of Listening』の曲が中心だったのでわかる曲が数曲あって良かった。『Citybank』聴きたかったから聴けてよかった!最後の『12.5%〜Nativew』が最高にカオス。頭ん中こねくり回された気分。また観たい!
 次は愛知県からのゲストSIKA SIKA。まったく知らなかったけど、ファスト・ハードコア・パンクバンド?らしい。まだまだ技術的には上手くないけどそれをカバーするほどのテンションの高い演奏とキャッチーなハードコアパンクサウンド。最後の方でボーカルの人がベースの人のベースに酒ぶっかけてた!(笑)そしたらベースの人も自分でさらに頭にビールかけてステージ上は水浸し(笑)最後はなんだかめちゃくちゃなまま終了。インパクトあった。
 終わったと同時にフロアからドラムの音がしたと思ったらdИn(ドラムノ)の演奏がスタート!会場に入った時点でドラムがフロアーに三つもセットしてあってビックリしたけどこれのためだったのか。三方向からドラム音が聴こえ、三次元的・立体的な音を生み出していく。ドラムでしか音を出してないのに音階があるような歌うような、リズムの音楽がそこにあった。どこかの部族の音楽みたい。ドラム三方位から生まれるグルーヴをフロアの真ん中で浴び、踊り狂う観客たちはまさに狂乱。音を立体的に浴びることっていままで経験したこと無かったからその体験は癖になりそう!凄く気持ちよくて、まさに『音に身を任せていた』。貴重で衝撃的で刺激的なライブだった。
 そしてこれまた間髪入れずにステージから音が鳴り響きTIALAのライヴがスタート!さっきのドラムノのテンションを維持していたためみんな半狂乱で暴れまくっていた。僕もご多分に漏れず暴れまくっていました(笑)ヘビーかつラウドなサウンドに叫び続けるボーカル。フロアに降りてきては暴れ、煽る。観客もダイブするわステージ昇ったりするわほぼ暴動に近い感じがあったかも。暴れすぎて疲れた・・・。
 ここでいったん小休止して、続いてはSUPER DUMB。ダブ・レゲエバンドで気持ちの良いゆるーいレゲエサウンド。このゆるいビートがたまらん。ベースのずっしり感がハンパないくらい気持ちよい。ゆらゆらと踊ってました。これも音源ほしいかも。久々にレゲエ聴いた。
 そしてラストはbossston cruizing mania。上手のギターの人が枕カバーをかぶってて吹いた(笑)眼の部分だけくりぬいて見えるようにしてた。面白!ボストンはファンキーなサウンドに鋭いギターと語るようなラップ、そしてビートを壊して再構築したようなサウンドがツボすぎる。THE POP GROUPを彷彿させる。今回も少しダブ風味を加えてた。最後の最後まで踊りまくった!ボストン最高!
 
 いやぁ最初から最後まで楽しくて良いライブだった。バンドもお客さんもぶっ壊れてて最高!また観に行きたい。